ファイヤーサイドチャット
(フリーディスカッション)看工連携によるものづくり
●地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター(都産技研)では、2017年度から東京都の委託を受けて、「医療機器産業参入におけるものづくり系中小企業等に対する技術的支援事業」を行っています。この事業では、臨床・研究機関や製販企業のニーズと、中小製造業のシーズのマッチングを図るとともに、技術的なサポートを行っています。また、この事業の一環として、新しい医療技術、および医工連携開発事例に関するセミナーを開催しており、特にものづくり系中小企業の皆さまへ情報提供を行っております。
●国や自治体は異業種による医療機器産業への参入を歓迎していますが、臨床試験や薬機法による認証を受ける必要があり、多大な時間とコストを要することから、開発する医療機器のクラスを「医療用雑品」にしぼり、ハードルを下げ、スピーディーに製品化を実現させる「看工連携」が注目されています。今回のセミナーは、二部構成になっており、第一部は講演会、第二部は講演者によるファイヤーサイドチャット(フリーディスカッション)を予定しております。
第一部では、公益社団法人地域医療振興協会 伊豆今井浜病院にて看護部長として活躍される一方、看工連携イベントにてスーパーバイザーとして活躍されている、又木満理氏に「看工連携でのものづくり」という演題にて基調講演をいただきます。次に、ルミノフ株式会社 代表取締役 吉田孝次氏より、「看工連携という手法(イノベーションの捉え方)と事例紹介」という演題にて、講演いただきます。さらに、富士通株式会社マネージャーの井上拓也氏に「看工連携事業開発におけるバウンダリーオブジェクトの重要性」という演題にて、2019年グットデザイン賞を受賞した取組についてご紹介いただきます。
第二部では、看工連携について講演者の3名と聴講者の皆さまによる意見交換会、ファイヤーサイドチャットを予定しております。医療機器開発を志すものづくり系中小企業の皆さまの積極的な参加をお待ちしております。
地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター 企画部 部長
片桐 正博
1982年、現在の独立行政法人国立病院機構 近畿中央呼吸器センターに入職。岐阜県、愛媛県、埼玉県の公的病院にて勤務。途中、5年間の専業主婦を経験し、2005年に公益社団法人地域医療振興協会 東京北社会保険病院(現:東京北医療センター)へ就職。2009年4月より同センターで看護部長、その後、副センター長を兼任する。
2010年に認定看護管理者を取得。2021年4月より同法人の伊豆今井浜病院で看護部長を務める。
公益社団法人地域医療振興協会 伊豆今井浜病院 看護部長 認定看護管理者
又木 満理氏
独自開発した医療機器の製造販売を行うルミノフ株式会社の創業者でありCEO。国、自治体、企業、大学等の医工連携アドバイザーを務める。米国医療機器メーカーに20年余勤務したのち独立。医療機器業界でのものづくりを医工連携へ持ち込み、事業パートナーと看工連携スキームを開発し2019年にグッドデザイン賞を受賞。2020年に一橋大学大学院経済学研究科及び社会科学高等研究院医療政策・経済研究センター社会連携プログラム課程修了。
ルミノフ株式会社 代表取締役
吉田 孝次氏
システムエンジニアを経て、2017年よりヘルスケア領域を中心とした新規事業創出に従事。デザイン思考及び独自手法を活用したコンサルティングにより新ビジネスのアイデア創発やオープンイノベーションを支援。医工連携のすそ野を広げ、看工連携プロジェクトを創出。2019年グッドデザイン賞受賞。2020年一橋大学大学院経済学研究科及び社会科学高等研究院医療政策・経済研究センター社会連携プログラム修了。MBA。
富士通株式会社 Digital Solution事業本部 ラボラトリーイノベーション事業部 マネージャー
井上 拓也氏
公益社団法人地域医療振興協会 伊豆今井浜病院 看護部長 認定看護管理者 又木 満理氏
ルミノフ株式会社 代表取締役 吉田 孝次氏
富士通株式会社 Digital Solution事業本部 ラボラトリーイノベーション事業部 マネージャー 井上 拓也氏
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対 象:どなたでも受講可能です
申込期限:2022年8月17日(水) ※定員100名(先着順)
お申込みいただいた方には開催日の前日までに受講用URLをお送りします。
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