KAJU.SUZUKI

KAJU.SUZUKI(鈴木果樹園)/鈴木良一さん・林 敦子さん(親子)

自己紹介

栃木県大田原市で果樹園をしています。
当園は、古来より和歌の枕詞や奥の細道などで詠まれた『那須の篠原』を切り開き果樹園としました。元は水稲※を生産していましたが、1980年代頃から梨づくりを始めました。栽培当初から直売にも力を注ぎ、約40年経過した今では、全国各地の皆様に贈り物として選ばれるようになりました。
近年では梨以外に自然薯の栽培も行っています。メディアなどで自然薯が取り上げられることも増え、梨に続く当園の人気作物となっています。
仕事以外の時間では、夫婦でコンサートに行ったり、好物の魚介料理やスイス料理をいただく時間が至福の時です。
※水稲(すいとう):水田で栽培するイネのこと。

生産物(商品)の紹介をお願いします

KAJU.SUZUKIの梨の最大の特徴は『大きさ』にあります。
梨は大きいほど美味しい果物です。
大きな梨を育てることが、美味しい梨を生み出すことに繋がります。
そのため、徹底して大きな梨を育てることに注力し、収穫量を犠牲にしてでも樹に生らす実の数を減らすことで、果実に美味しさを凝縮しています。
定期的な養分散布も欠かさず実施しています。
また、近年人気が上昇してきた自然薯は、『皮が薄く、粘りが強く、土の匂いが少なく、実が真白』な当園の自信作。肥沃な大地で育った自然薯となっています。黄金色の川砂を使用し栽培しているので、自然薯自体もきれいな黄金色となり、味・風味はもちろん、その見た目の良さから贈り物としても選ばれています。
今の仕事を選んだ理由や経緯を教えてください

約40年前に、全国有数の梨の産地である千葉県八千代市で生涯の師匠に出会い梨づくりを学び、現在では、梨以外にもブルーベリーや自然薯を栽培するようになりました。今では、家族一丸でこれらの自然の恵みを全国に発送しています。

コロナ禍で苦労したことは何ですか?

お客様に安心してご来店いただけるよう、感染防止対策を講じましたが、常に改善は必要と感じています。また、近年はコロナ禍の影響以前に、天候不良による収穫量の低下などの問題に直面し、農業の難しさを実感させられています。今後も皆様の信頼を裏切らない果樹栽培および販売に努めてまいりたいと思っています。

この仕事をしていて嬉しかった出来事、やり甲斐は何ですか?

育てた作物は、梱包から接客・販売まで自ら行っています。
 生産から販売まで一貫して行っていることもあり、直接向かい合っているお客様からのお声が何よりの励みになります。

取材協力生産者のご紹介

事業者
KAJU.SUZUKI(鈴木果樹園)
活動場所
栃木県大田原市
生産品
にっこり梨、自然薯、ブルーベリー